【英会話講師が解説】アラジン「A whole new world」の和訳

ジーニーの画像英語フレーズ

この記事では、「A whole new world(ホールニューワールド)の歌詞の和訳」から、「作品をふまえた上での歌詞の意味」まで網羅して解説しています。

この曲はめちゃめちゃ有名なので、『アラジン』を見たことがない人でも歌は聞いたことあるという人が多いのではないでしょうか?

もし見たことない人でも分かるように、「歌詞の意味がアラジンの映画とどう絡んでいるのか」も解説していきますね。

和訳歌詞

この曲がどのようなシーンで流れるのかだけ先に解説しますね。

アラジンは、魔法の絨毯でジャスミンに会いに宮殿まで飛んでくる。魔法の絨毯に乗っているアラジンが、「僕を信じて」とジャスミンに手を差し伸べ、それに答えたジャスミンがアラジンについていく。2人は魔法の絨毯に乗り、空を旅する。その旅のシーンで流れる曲が、この「A whole new world」。「A whole new world」は「新しい世界」という意味で、アラジンがジャスミンに新しい世界を見せてあげるという意味。

それでは見ていきましょう。

和訳歌詞と歌詞の意味を解説していきます。

アラジン:
I can show you the world
(世界を見せてあげるよ)
Shining, shimmering, splendid
(キラキラしてて、ちらちら光って、華やかな世界を。)
Tell me, princess, now when did
You last let your heart decide
(教えてプリンセス、自分の意思を最後に通したのはいつ?)

ここでは、アラジンがジャスミンに新しい世界を見せてあげるということを言っています。
ジャスミンは今まで父親に従って自分の意思を殺してきました。
そのため、アラジンが’When did you~’という箇所で最後に自分の意思で決断したのは結構前でしょ、とやさしく問いかけています。

 

I can open your eyes
(僕は、君にびっくりするような経験をさせてあげられる)
Take you wonder by wonder
(いろんな驚きを与えてあげられる)
Over, sideways and under
On a magic carpet ride
(魔法の絨毯の上でも、横でも下でもね)

ここでも、魔法の絨毯を使って君をハっとさせられるし、たくさん驚きを見せてあげると言っています。
open your eyesは、そのままだと「瞳を開く」ですが、英語だと
視野を広げる」とか「目覚めさせられる」という比喩的なニュアンスもあります。

 

A whole new world
(新しい世界)
A new fantastic point of view
(それまでとはちがった世界の見方)
No one to tell us no
(だれもダメって言わないし、)
Or where to go
(どこに行くかを指図もしないし、)
Or say we’re only dreaming
(僕たちが夢見てるだけだとも言わない)

最初のサビです。
ジャスミンがそれまで知らなかった素晴らしい世界を、アラジンが見せてあげるということです。
その新しい世界では、今までのように誰も「ダメ」って言わないし、指図もしてこない。
ジャスミンは、今まではお父さんに指図されてきたけど、ここではそんな邪魔は入らない。

 

ジャスミン:
A whole new world
(新しい世界)
A dazzling place I never knew
(今まで知らなかった、まばゆい場所)
But now from way up here
(けど、空中からは)
It’s crystal clear
(はっきり見える)
That now I’m in a whole new world with you
(あなたといっしょに新しい世界にいることが)

歌い手がジャスミンに代わったので、ここでの’I’はすべてジャスミンを指し、ジャスミンの心情が反映されてます。
お父さんに従ってきたわたしが、今まで知らなかった世界。その新しい世界を、アラジンといっしょに見てみたい。

 

アラジン:
Now I’m in a whole new world with you
(今君といっしょに新しい世界にいる)
ジャスミン:
Unbelievable sights
(信じられない景色)
Indescribable feeling
(描写できない気持ち)
Soaring, tumbling, freewheeling
(飛んで、くるくる回ってる)
Through an endless diamond sky
(終わりのないダイヤモンドのような空を抜けて)

アラジンが連れてってくれる新しい世界は、信じられない景色、描写できないほどすばらしい気持ち。Soaring, tumbling, freewheelingはすべて、魔法の絨毯に乗ってくるくる回ってるようすを指します。どこまでも続くダイヤモンドみたいにきれいな空を抜けて、旅は続きます。

 

ジャスミン:A whole new world
(新しい世界)
アラジン:Don’t you dare close your eyes
(目を閉じないで)
ジャスミン:A hundred thousand things to see
(見たいものもいっぱいある)
アラジン:Hold your breath; it gets better
(もうちょっと我慢して。状況はよくなるから)

新しい世界に来たジャスミンに、アラジンは目を開けてしっかり見てて、と言います。
それに対してジャスミンは、見たいものもいっぱいあるからと目を開けて新しい世界を楽しんでいます。

 

ジャスミン:
I’m like a shooting star
(流れ星になった気分)
I’ve come so far
(遠いところまで来たけど、)
I can’t go back to where I used to be
(元の世界に戻りたくない)

ジャスミンは、まるで流れる星のように自由な気分だ。
魔法の絨毯に乗って、とおくまでアラジンと来たけど、元の世界に戻りたくない。
宮殿では自分の感情を押し殺して生きないといけないので、このまま自由な世界にいたい。
ということですね。

 

アラジン:A whole new world
(新しい世界)
ジャスミン:Every turn a surprise
(どこを向いても驚きばかりで)
アラジン:With new horizons to pursue
(追いかけるべき夢といっしょに)
ジャスミン:Every moment red-letter
(どんな瞬間も素晴らしい)

新しい世界で、どこを向いても驚きばかり。追いかけるべき夢もたくさんある。
ちなみにred-letterは、「特別な日」という意味です。
すべての瞬間が、特別な日であるということですね。

 

アラジン&ジャスミン:
I’ll chase them anywhere
(どこへでも新しい場所を追いかける)
There’s time to spare
(まだ時間はあるし)
Let me share this whole new world with you
(この新しい世界を分けさせてくれ)

ここのchase themのthemは、夢や新しい世界という意味です。
まだ時間はあるから、このすばらしい世界を君といっしょにシェアさせてほしい→いっしょにこの世界を楽しみたい。と言ってます。

 

アラジン: A whole new world
(新しい世界)
ジャスミン: A whole new world
(新しい世界)
アラジン: That’s where we’ll be
(そこが僕たちの行く場所)
ジャスミン: That’s where we’ll be
(そこがわたしたちの行く場所)
アラジン : A thrilling chase
(ワクワクする夢を追いかける)
ジャスミン:A wondrous place
(素晴らしい場所)
アラジン &ジャスミン: For you and me
(わたしたちだけの)

アラジンとジャスミンが交互に歌ってます。
新しい世界は自分たちの行く場所で、わたしたちだけの場所だ。
そこでワクワクする夢を追いかける、というロマンチックな歌詞になってます。

まとめ

洋楽を歌う」というのは英語を勉強する人にとってオススメです。

楽しんで歌いながら覚えられるし、何より発音もよくなります。

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わたしは、18歳のときに一念発起して英語学習をガチった結果

・英検1級を取得できた
・街で流れてる洋楽の歌詞が聞き取れる
・「帰国子女かと思った」とほめられる
・字幕なしでYouTubeが理解できる

ということを叶えられるようになりました。

 

「留学なしで英語身につけられるわけないやろ」
と思いますよね。

でも、海外経験があるからといって絶対に話せるようになるわけではないです。

実際、海外に何年間も住んでるのに全く話せず困っているという人もめっちゃいます。(リノレッスンの生徒でもそんな人をたくさん見てきました)

大事なのは「正しい努力」をすることだけです。

リノの場合は、大学で周りに英語ペラペラな人が多く英語の授業の度に胃が痛くなってました。

恥ずかしい思いをすることもあったし、「ザ日本人発音やな」とか周りに言われるのもほんとに嫌やったんです。

だから、短い間だけでも努力しました。

このような経緯から、
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